白湯でもどうぞ

2児の母さゆです。働き方改革・子育て・家事...私の話を聞いてもらえますか!?

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営業職で短時間勤務をしていたけれど無理すぎてやめた話

営業職で短時間勤務、夫はお迎えや呼び出し対応無理、実家遠方という条件で職場復帰した際の「最も辛かったこと」について書きます。

こちらおよそ4年前の話になるので今は当時よりも働きやすくなっている組織がほとんどだと思いますが、一つの体験談としてお読みいただければと思います。

勤務中のふわふわした時間がゼロに近くなり自己メンテができなくなる

育児や介護をしながら仕事をする際、短時間勤務(時短勤務)を選択する方が多くいらっしゃると思います。
私は一人目を出産したのちに約半年で職場復帰し、前例のない中で営業職で時短を2年間していました。思い返すと本当に混沌としており辛かった時期でした。

何が一体そんなに辛かったのか、振り返ってみました。

勤務時間を4つに分けて考えた

  1. 主要業務時間(部署としてのメインの仕事)
  2. 固定業務時間(経費精算、朝礼、社内プロジェクトなど)
  3. 準備時間(主要業務の準備・振り返り・打ち合わせ時間)
  4. ふわふわした時間

私は時短にしたときに、3と4を削るしかなくなりました。

ふわふわした時間とは、具体的には

  • 商談場所まで電車やバスに乗りながら色々考えている時間
  • 給湯室でお茶淹れている時間
  • トイレに行って髪を梳かしたり、化粧を直したりする時間
  • 社内で誰かと談笑する時間

などです。

減らなかった、固定業務と主要業務

まず、会社に所属している以上必ず消費する固定業務時間は時短になったからといって減りません。
固定業務とは...具体的には、経費精算や勤怠申請などの手続きです。
イレギュラーな勤務形態のためにフルタイムの時よりもこれらの所要時間はむしろちょっと増えました。

さらに私の主要業務のピークタイムは大体10〜15時だったのですが、籍を置いている以上ここにどんどん予定は入っていきます。

フルタイムの時にはピークタイム以外の、9〜10時、15〜18時に「主要業務の準備・振り返り・打ち合わせ」がそれなりのペースで出来ていたので、途中にふわふわ時間を挟んでも何も問題なかったのです。
手帳を眺めてあれがこうでそれがどうで、と考えを巡らせたり、給湯室やトイレでストレッチをこっそりしたりといった、そういう時間がないのです。

気づくと仕事中トイレに行ってない!

こうなると仕事中に一息どころではありません。
トイレに行きたいのにそれすら行けないなんていう日も結構ありました。

トイレなんて2分もあれば終わりますよね?
拘束時間の6時間の中のたった2分すら捻出できないの?

と、書いている今でも思います。
が、2分が180個集まって6時間になるわけで、181個目の2分がどっかから湧いて出てくるわけではありません。
つまり「2分くらいのことならできるでしょ」が積み重なれば勤務時間などあっという間に終わるのです。で、トイレに行く2分間をねじ込む時間がなくなるわけです。

「辛さ」を数値化して話し合うしかない

これに対してどうするかですが、当時の自分はできませんでしたが今冷静に考えると自分の時間の使い方を記録し、上司に業務量を減らしてもらうように伝えていけばよかったと思います。

短時間集中している人とフルタイムで時間目一杯働いている人とで生産性が同じはずがありません。人間はそんなに長時間頑張れないのです。フルタイムで働いていた時の方がある程度ゆとりを持って働いていました。その時だって私なりに頑張っていたつもりでしたが、短時間勤務をしてみて初めて「あの頃は楽だったな、ゆったりしていたな」と気付きました。

つまり、短時間で無理をすれば、短時間勤務でもフルタイムと同じ成果を上げることができてしまう場合もあるということです。

しかしそこまでする価値はあるのでしょうか。
私はそうして無理をした結果、次のような弊害が訪れました。

ストレスを誤魔化す時間が増えていく(勤務時間外で)

短時間勤務を無我夢中で終わらせ、会社を出れば子育てと家事があります。
仕事のことなど悠長に考えている暇はありません。
時短で帰ってからは育児家事という役割があるからなのです。独身時代に時間有給をとって遊んでいた時とは次元が違います。

そうなると辛いのが、メンタルとマインドを休めてメンテナンスする時間が全くないことです。

子供がお風呂やご飯をスムーズに終わらせて、すごく早く寝てくれたら奇跡的に自分の時間を取れますよね。

確かに子供にそういう時期が見られる場合もありますが、長期的に考えずっと期待できるものではありません、、、。

フルタイムの時の自分はもっとのんびり働いていたわ。と思うと、もう、全て、バッカみたい。と思えてきました。
こういう日々が続くと、7つの習慣でいうところの第四領域に逃げ込みたくなります。

「第四領域」つまり緊急でも重要でもない、時間を浪費する行為。例えば...

  • 無駄にスマホを見てしまう
  • 帰宅してから子供達を前に、呆然と宙を眺める
  • 同僚にひたすら愚痴のLINEを送る
  • お菓子を爆食いする

とにかく、だらだら生産性のないことをしたくなります。

これを解決するためにも、業務量の調整を試み続けていかなければなりません。

私の場合はこの状況を真剣に訴えることをせずに「頑張ればいつか報われる!」などと思ってある意味ムキになって続けてしまいました。その結果、家族の運営に支障をきたすレベルになりました。

色々条件が重なったために、復帰2年経った頃に時短をやめることにしました。

あとがき

そして現在、二人目を出産してからの短時間勤務をしています。

今はというと上司や部署のメンバーが変わったこともあり、当時とはまた違った働き方をしています。

この体験談もまたの機会にお話しできたらと思います。

 

まとめ

  • フルタイム→短時間勤務にしても同じ成果は出せるかも知れないが長期的にはしんどい
  • 仕事で頑張りすぎるとそれ以外に皺寄せがいく、それでいいのか冷静に判断する
  • 辛い時には数値的データを用いて、何度でも客観的に相談する