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2児の母さゆです。働き方改革・子育て・家事...私の話を聞いてもらえますか!?

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働きやすさとマニュアル マニュアルのない職場はしんどい

こんにちは!

転職を3回経験し、現在はいわゆるJTC的な企業で短時間勤務をしているさゆです。

二人目の育休も明け、今春から職場に復帰しました。
現在、頭の中は働き方改革のことでいっぱいです。2人の乳幼児を育児しながらの短時間勤務をしているため、せめて子供たちに楽しく話せる仕事をしていたいなと願っているため、フルタイムでなんでも来いだった時期とは異なり色々考えなければなりません。

改めて、どんな人でも「働きやすい職場」とはなんだろうな? と考えた時、私が真っ先に思い浮かんだのは「マニュアル」です。マニュアルの有無が働きやすさにどれだけ影響するのか、私のこれまでの経験からまとめてみました。

 

マニュアルがあると働きやすくなる理由

私の経験上、ストレスをあまり感じない職場には必ず業務マニュアルがありました。

最近読んだ本『要領がよくないと思い込んでいる人のための仕事術図鑑』(F太、小鳥遊)からも「手順書(マニュアル)作るの大事だよ〜!」という強いメッセージを感じ、私も今までの経験を通して強く、強く、そう思います!!

 

マニュアルには、意識のベクトルを揃える効果があるから

働きやすいと感じたある職場では、全てのマニュアルが見える化しているわけではありませんでした。しかし、職場として優先すべきことが明確であり、スタッフ一人一人がそれを意識的に守りながら職務にあたる。そのような職場はとても居心地が良かったです。

マニュアルがないと、努力の方向があっちこっちいくのでとっても効率が悪く、居心地も悪いです。

例えば、残業が蔓延している職場を考えてみます。

定時が17時だけどそんなの形だけ、残業当たり前という職場であれば、誰も17時という数字にこだわらないですよね。  
でも、絶対に何があっても17時に帰らなければならない!という気持ちで全員が働いており、それに基づいたマニュアルが存在していると、それに向けてあらゆる努力と工夫を凝らし、個人の垣根を超え自ずとチームとして仕事をし始めます。

マニュアルを作ることで、組織内の哲学や価値観を共有できるから

残業をせず定時に帰る、という例を出しましたが、会社の経営哲学的なもの(ポリシー?)、仕事を通して何を実現しようとしているのか? というビジョンだとか、これは良くてこれはダメ、という正義の基準だとかいうもの、つまり価値観を、社員全員で共有できている会社は本当に強いなあと思います。

なぜなら、全員の判断基準が統一されているのでトップがいちいちアレコレ指示を出したり厳しく見張ったりする必要がなく、必ず全員が同じ場所を目指して自立して歩いていけるからです。  

私はそうした「価値観の統一化が実現できている職場」に学生時代アルバイトや社会人の初期にたまたま所属することができました。  
それが会社や組織というものでは当たり前なんだと思って大人として世の中を歩み出したので、その後飛び込んだ「そうではない職場」たちにびっくりしましたし、非常にストレスになりました。

 

マニュアルと属人化の関係

実は今勤めているJTC企業がまさにそれで、私が転職した当初はマニュアルがほとんどと言っていいほどありませんでした。

属人化している組織は、人によってルールが簡単に変わる

なぜ、マニュアルがなかったのでしょうか?  

「この先自分にとって未知の何かが起こった時に、時間や手間(自分と他人)をかけないためにも知りたいのでルールを教えてください」

と聞いても

「いやその都度聞いてよ。」と返されることがほとんどでした。

自分の部署だけでなく他の部署からもそう答えられることが多いので、社風なのかな。と思っていたのですが、今思うとその理由がわかります。

それは、人事異動で上の人が変わるたびにルールが変わるから、です。

いくらマニュアルを作っても無駄に終わってきたことから、おそらくみんな作ることを諦めたのだろうなと思いました。

つまり、人がルール。俺がルール。  

属人化している組織は、暗黙のルールが多い

マニュアルがないばかりか、暗黙のルールも多かったです。

「みんなこうしているのにあなたはそうしないのは許されない。規程にはないが会社のルールというものがあるんですよ。」という言葉を何度聞いたことか。

結局マニュアルが共有できていないということは、そのような「裏ルール」を知っている人だけが得をしたり抜きん出たりすることができます。
知らない人は遠回りをしたり、的外れなことをしてしまう恐れがあります。

ということで「古参が威張るための情報の囲い込み」も、潜在的な目的だったのではないだろうかとすら思えます。

マニュアルがないと、心理的安全性が担保できない

新参者や外様が個人の力で全て暗黙ルールを把握するには限界があって、関係者に確認をとって進めたはずの仕事に不足があったり、的外れになってしまったりということが良くありました。

後出しのように上司から「それはダメだよ」と笑われたことを思い出します。。その上司には逐一報連相していました。え、上司だったら部下が変なことやってたら教えてよ。ということが多かったです。

このように、マニュアルのない職場は安心して仕事ができる環境ではありませんでした。

 

あとがき

転職をして色々な職場を見てきた私の個人的な経験をまとめてみました。

どうも働きにくい。安心して働けない。人が辞めていく。

そんな時には基本に立ち返って、「現場で機能するマニュアルがあるか? マニュアルがあっても形骸化していないか?」ということを確認してみると良いと思います。

今のJTC企業でなんとか働きやすさを実現しよう!と奮闘して今に至っています。またその時の話も書きたいと思います。