今日は年末調整について!皆様もう終わりましたか?
私は夜な夜なやっております、岩戸さゆです。
今日は私のやらかした話なのですが、去年全てマニュアル化しておいたところ今年は一瞬で終わったので皆様に共有します。(来年の私のためにも)
住宅借入金等特別控除証明書を電子交付しちゃったけど勤務先には紙提出だった!どうしよう
結論から申し上げます、手順はこうです。
- e-taxからXMLデータをダウンロード
- それをQRコード付証明書等作成システムにアップロード
- PDFデータを作成してプリントアウトすればOK
初めてこの作業を行なった際かなり四苦八苦したので、各手順について詳しく説明します。
なお現時点での情報をもとにした手順となりますので、各システムの文言や表現が今後変更される可能性があると思います。
※初年度e-taxで確定申告したときに電子証明書をリクエストしちゃったけれど会社が電子申請なんか対応しているはずもなく、年末調整を紙媒体でせなあかん人のパターンです。
住宅ローン控除を受けるには!? 初年度は確定申告、次から年末調整
例えば2020年に住宅ローンを組んで購入した家へ居住開始したら、2020年末にはなにもせず、銀行から送られてきたハガキを大事にとっておくだけです。
で、2021年の3月にまず、会社ではなく自分で確定申告。
この手続きの詳細はもう忘れましたが、税務署行ってなんか冊子みたいなのをお金払ってもらってきて、マンションの場合は自分の所有は全体のどのくらいか? というような細かい計算を電卓片手にしました。
※これは本当に時間に余裕を持って手続きせなあかんやつ!
ただしこれ、うっかり忘れちゃってても5年くらい遡ってできるので、大丈夫です。(実際私がやらかした)
で、この時に向こう10年間くらい年末調整に使える書類(住宅借入金等特別控除の、申告書兼明細書+証明書が一枚になったやつ)を発行するようお願いすることができます。
いやむしろ、発行されるのがデフォでいらん人が「いりませんよ」と申告するのかな?
無事にそれが発行されると、2021年の10月末までに郵便で10枚ぐらい送られてきます。これを使って、2021年末からは勤務先で年末調整するわけです。以降は毎年一緒。
e-taxで電子証明書として発行してしまった
郵送で紙媒体を受け取る以外の方法もあって、電子データでもらうこともできます。
ここが注意です、勤務先が紙媒体で処理するなら、当然電子データはお勧めしません。
何故なら、電子データをそのままポン!とプリントして出せばオッケー!ではないからです。証明書にQRコードを載せる作業が追加でかかります。
めんどいだけです。
何を隠そうこの私が、確定申告した時、紙媒体より電子の方が無くさないしいいじゃん!と思って自分がJTC勤めであることをすっかり忘れて安易に電子データを選択してしまったのです。
そしてこれ、選択しちゃったらもう戻せません。税務署に聞きました、紙のが欲しかったのに間違えました...と。でも紙の書類を発行してもらうことはできず、自分で手続きするしかありません。
でも大丈夫、手順さえ守ればあっという間です!
むしろ紙媒体を無くしがちな私にとってはこっちの方がよかったです、そう思いましょう。
詳しく説明します。
年末調整に向け、電子証明書から紙媒体の証明書を発行する手順
1、まずはe-taxへログインし証明書のXMLデータを取得します。
e-taxへログインしてください。
一旦ログインしたらログアウトするまで、ブラウザの戻るや閉じるボタンは絶対に押してはいけません。再度ログインが非常にめんどくさいことになります。
e-taxのアプリにログインすると、このような画面が出てきます。
このうちの真ん中「申告・申請・納税」...ではなくて、右の「送信結果・お知らせ」をクリックします。
次のように進みます。
- 通知書等一覧
- 住宅借入金等特別控除証明書 を選択、「切替」をクリック
- メッセージが来てるのでクリック
- 「住宅借入金等特別控除証明書」を選んで「切替」をクリック
- 今年度分の証明書が届いているはず。開いて「住宅借入金等特別控除証明書一覧へ」をクリック。
- ここで、表示の「確認」をクリックすると、内容確認できるので、もし内容みたかったらそこをクリック。
※PDFで表示されるので、あーなんだ、これ印刷すりゃいいんだ〜と最初思ったけど違う!下の方に「このデータを印刷しても年末調整できないからね(意訳)」と書いてある。 - 住宅借入金等特別控除証明書一覧 の画面に戻って「ダウンロード」をクリックすると、XMLデータをダウンロードできる。
このデータを使います!
2、XMLデータを、「QRコード付証明書システム」でQRコード付証明書にする
QRコード付証明書等作成システムへアクセス!!
はじめに画面 SEQR0010 QRコード付証明書等作成システム
次の手順で進めてください。
- はじめに 画面で「次へ」クリック
- 証明書等(XMLデータ)を1ファイルずつ読み込む(ファイルを指定する)のところに、さっきダウンロードした住宅借入金等特別控除証明書のXMLデータをアップロードする
- 大丈夫なら「問題ないっす」みたいなメッセージボックスが出るので、その後PDFデータをダウンロードできる
- これを印刷して、必要事項を書き込めばOKです!!
なんか知らんけど初回は何時間もかかった
手順を理解していなかったのもありますが、各システムでかなり手間取りました。
まずe-taxログインまでに悪戦苦闘
何度やってもブラウザ要件満たしてないよ〜っていうエラーが出てきてログインできなかったんですよね。
しかも今年やろうとしたら「まずは登録情報を入力してください」と言われ、氏名やら住所やら入力しました...なぜ!? e-tax使うの初めてじゃないのにおかしくない? としばらく怪しみました。
更に、ログアウトせずブラウザのタブを閉じてしまったので、もう一度ログインするかと作業したら「ログイン中なのでログインできません」とのこと。いや閉じちゃったからログアウトもできないんですが...という状態に陥り無駄に時間ロス。ブラウザ終了してもダメだったのでパソコン再起動しました。
そもそもe-taxログインしようとしているのに「お知らせがどうたらこうたら」出てきて、「で?ログインはどこ?」って毎回なります。わかりづらい、、
「QRコード証明書作成システム」までなかなか辿り着けなかった
色々調べて「QRコード証明書が必要らしい!」とやっとわかって、「QRコード証明書作成システム」をまず探すも全然そのシステムに辿り着けない。ググっても、他のページから辿ろうとしても、
- QRコード証明書作成システムっていうのがあるよ!こんなのだよ!
- QRコード証明書作成システムのマニュアル(表紙のフォントが憎めない)
- QRコード証明書ってのはね、、という説明
- QRコード証明書作成システム使用にあたってうんたらかんたら
などのページばかりで、肝心のそのシステムはどこ!?と軽くパニックになりました。
次に、そのシステムにたどり着いたはいいけど、私はe-taxでXMLデータを取得する前にまずそのシステムに行ってしまったため「XMLデータってなに!?」となり、ますますわからなくなりました。
XMLデータっていうのはe-taxにログインすると取得できるデータだよ!
みたいなヒントがどこにもなくて、、e-tax行ったら行ったで直感的にここにデータがあるってわからなくて、「交付したよん!」というメッセージからそのデータに飛ぶみたいな、、ちょっと不思議な手順に感じました。私がおかしいのかな?
全ての情報を最初から落ち着いて見ていればできたのかもしれませんが、手探り丸腰で挑んだら見事に迷子になってしまいました。
こういうのに関しては迷わず進められる自負があったんですが全然ダメでした。
あとがき
どっと疲れました、、ちなみに、昨年11月に入ってTwitter上で年末調整がトレンドに入っていたのでそういえば住宅借入金等特別控除証明書って郵送でくるんじゃ!?送られてきてない!?と焦って色々確認し、電子交付希望したことを思い出して、これらの作業をしました。
しかし...
私は育休中だったため会社に行かずに手続きを済まさなければならないのに、11月になってもしばらく会社から音沙汰なく、大丈夫か!?と思って連絡とったら、たった今書類郵送しました、来週中必着で送り返してください☆とのことでした。
今年も「年末調整よろしく!あと一週間な。(意訳)」という案内が。
11月に入ったら会社からの案内を待たずに、年末調整の準備をしよう。