先日「3分時間ください!」と言われて電話で相手の話を聞いていたら20分経っていた、さゆです。
こちらは相槌しか打っていないのに無限に話せる人ってすごくないですか。
「電話の方が早い」「面と向かって話さないとわからない」の理由とは
コロナ禍でチャットツールなどの導入が進んだ組織も多いのではないでしょうか。私の勤めている会社もそのうちの一つです。
しかし今年の5月に「新型コロナが5類になった」ということで、テレワークや時差出勤制度が撤廃され元通りとなりました。
「やっぱり面と向かって話さないとわからないよね」
「せめて電話だよね」
という人がたくさんいるのですが、なぜなのか私なりに考えてみました。もしやこれかな?理由はいくつか挙がりますが...
自分が言いたいことを相手がいいように察してくれることを求めている
もう、これに尽きるのではないかと思います。
確かに言語ではないコミュニケーションというのがあって、体の動きや声のトーン、表情などで伝わるものもあります。それはリアルの空気感でこそ伝わるものかと思います。
それはそれでいいのですが、相手に自分の伝えたいことをわかりやすく言語化することをサボって、それに頼るのは怠慢だと思うのです。
自分が言語化しなくても相手が察して読み取ってくれれば、めちゃくちゃ楽ですよね。
仕事なんだから、伝えたいことは言語化しようよ。最初時間がかかっても、慣れればできるよ!
なんて思っています。
相手の言いたいことを察することに喜びを感じている
そして逆パターンがこれで、察する力が私にはあるぜ!と相手の意図を汲み取ることに生きがいを感じている人もいるよなと思います。
それに加え、もしも同じ空間にいなかったとしたら頼まれないであろう仕事(雑用が多いと思います)を請け負うことが好きな人もいますよね。
本来の与えられた仕事があるのに、頼まれてもいない雑用に走る人、いませんか?そういう雑用でオフィス運営が成り立っている組織もあると思います。ですが、本来仕事のために必要な業務は全て担当を決めてマニュアル化すべきと私は思っています。そういう善意の行動とか、本来の業務で埋められない承認欲求を満たすための雑用とかは、どうしても偏りが出るので、そのような状態に任せておくべきでないと思います。
そうやって好きでやっている人がもしいなくなったら、誰もやらなくなって困ることになりますしね。
つまり伝えたいことを言語化するのに慣れていないだけ
普段チャットやメールでやり取りする場合でもたまには顔を合わせて、たまには声を出して、たまにはzoomで繋いで、というのはすごくよくわかりますよ。
でも、リアル対面や電話メインじゃないと嫌だ!というのはやはり言語化に慣れていないだけと思います。
慣れていないだけなのに「やっぱり対面で話さないと!」というのは、これだけ世の中が急速に変わっていく中で、さすがに普通なら危機感を持つものではないかなと思いますが、上の人がそういうこと言っていると「そうっすよね〜」って部下や後輩は多分適当に相槌打ちますんでなかなか「それはやばいです」とは言ってもらえなさそうですね。
せめてチャットツールの使い方くらいは知りましょう。。と思います。
心理的安全性の確保を忘れずに
話し言葉ならトーンや身振り手振りでフレンドリーさなどを演出できますが、ですます調で句読点だけだと、どうしても冷たくなってしまう部分があると思います。
私がいいなと思うのは、「!」や絵文字などを適度に(あくまで適度に)散りばめ、反応を素早くするということです。反応とは、LINEで言うリアクションだったり、リプライだったりです。
これは子育ての話ですが、子供が身近な大人に対して泣いたりなどして訴えかけた際にどれだけタイムリーに反応するかで愛着形成に影響が出てくるというのを聞いたことがあります。
大人でもタイムリーに自分の発言や行動に反応してもらえると嬉しいですよね。
ちなみに私は、25分に一回はチャットやメールなどのコミュニケーションツールに目を通すようにしています。何故25分にしているかというと、ポモドーロテクニックを使っているからです。それが難しい場合は少なくとも半日に1回です。
まとめ
ちょっと思ったのが、テレワークを無くして対面にこだわるのって、意思決定をしている上の人ほど単身赴任をしていたりだとか、世代的に家事育児に参画して来なかったから家に居場所がないとかで、会社に自分の言うことを聞いてお世話してくれる人たちに囲まれていたいのかな...つまりさみしいのかな?とか思ったりなどしました。完全に憶測の決めつけです。違ったらすみません。