白湯でもどうぞ

2児の母、中間管理職さゆです。働き方改革・子育て・家事...私の話を聞いてもらえますか!?

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育児をしながら働いている人を“働かせない”働き方改革は成功するのか?

体調不良が続いています、さゆです。

元々体をバリバリ動かす仕事が好きで移動がたくさんある営業職になったのに、復帰したてという理由で内勤メインになっておりそのせいで体の調子が悪いのもあるのではないか、、と思っています。

少し前にNHKでやっていた「ワタサバ」の網浜さんのように、デスク周りはマッサージグッズでいっぱい!という日もそう遠くなさそうです。

thetv.jp

育児をしながら働くにはどうしたらいいか

改めて基本的な質問に立ち返りますが、子供を保育園に預けており短時間勤務かつ急な休みや呼び出しによる時間休もありうるスタッフが職場にいる場合、どのようにチームとして仕事を運用したらいいでしょうか。

このテーマについて、私は社会人になってからずっと考えています。

働かせない方向で調整するやり方をしているけれど

今の職場では私に対してこの方策が採られています。

つまり、子育てしているスタッフはあくまでプラスアルファの存在ととらえ、チームとしての主要業務は子供のいない他のスタッフが回し、子育てしているスタッフは主要業務を回しているスタッフが普段できないようなことを締切なく取り組むということです。

社内サーバーや職場の5Sなど。
まぁこのようなことは挙げようと思えばいくらでも挙げられますよね。

外勤さえしなければいつ休んでもいいのか?

私が20代の頃に勤めていた会社でも、育休から復帰した先輩スタッフに対してこの方法で対応していました。
それまで外勤をしていた営業職の先輩スタッフを内勤にし、締切のある仕事は与えないといった方法です。

営業職だと顧客との約束があって、休んだり早めに帰ったりすることがあるとその約束を延期するか、別のスタッフに代わってもらう必要が出てくる。
このため顧客に迷惑がかかるので、そもそも子育てしているスタッフには約束のある仕事をさせなければいいという考えです。

子育てしていないスタッフの生活が犠牲になる

このやり方には問題があります。

なぜなら、顧客との約束があろうがなかろうが、仕事を休むとしたらその分誰かがフォローするわけですから、外勤させない・アポイントを取らないからって全てが今まで通りに回るわけはないのです。締切のない仕事だから。と任せたことでも「その人がいつかやるだろう」と思って周りがうごいていたとしたら、いつかはその仕事は終わらせなければならないのです。

例に出した私が20代の頃に勤めていた会社で先輩スタッフが内勤になり、プラスアルファだから、と特にサポート体制も整えないまま動き出した結果、早々に元から内勤しているメンバーから不平不満が出るようになったことを覚えています。

結局急な休みがあり、それも連日休むことが多く、他のスタッフが残業してカバーすることになりました。カバーしたスタッフにも子供はいなくても家族はいる。一人暮らしでも仕事が終わってからの生活がある。

結局、仕組みを整えないで運用しようとすると、子育てスタッフのためにそうでないスタッフの仕事以外の時間が犠牲になるのだなと見ていて感じました。

キャリア形成を無視した業務内容変更はハラスメントの可能性も

そして大前提として、育児を理由に本人の意に反して簡単な仕事しかさせないのはハラスメントに発展する可能性が大いにあります。
子育てしていることを理由に、会社側から一方的にキャリア形成をストップさせるようなやり方はダメってことですね。

厚生労働省のサイトにその旨言及してある資料があります。

(3) 制度等を利用したことにより嫌がらせ等をするもの
 労働者が制度等の利用をしたところ、上司・同僚がその労働者に対し、繰り返し又は継続的に嫌がらせ等をすることをいいます。 「嫌がらせ等」とは、嫌がらせ的な言動、業務に従事させないこと、又は専ら雑務に従事させることをいいます。

典型的な例
・上司・同僚が「所定外労働の制限をしている人はたいした仕事はさせられない」と繰り返 し又は継続的に言い、専ら雑務のみさせられる状況となっており、就業する上で看過できない程度の支障が生じている(意に反することを明示した場合に、さらに行われる言動も含 む)。

https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11900000-Koyoukintoujidoukateikyoku/0000137179.pdf

※これ読んでいていて思ったのですが「繰り返し」「継続的」でなかった場合はハラスメントに当たらないのでしょうかね?

「誰が休んでも不思議ではない」はずでは??

ちなみに、コロナ禍を通じて「突然休むのは子育てしているスタッフだけではない」という文化が根付くかなと思いましたが、5類に移行して以来そんな雰囲気は一切なくなって今まで通りです。あそこまでの世の中の変化があったのに変わらない。すごいです。

※ただ一つだけ、有給休暇取得は法律も変わったことからかなり促進されるようになりました。これは、お互いに休むんだからという雰囲気があって非常に有難いことです。

私のボスが最近になって、外勤しなかったとしても穴を開けることによる影響はあるんだなぁ。と言い出したのでこれからまた働き方が変わるかもしれません。

まとめ

まだ先が見えない職場環境にいます。ただ、今は子供や私自身の体調不良も続いているため自分がこうしたいですとか、ちゃんとキャリア形成したい!などは、なかなか言い出せない部分も多く、ふわふわした立ち位置に甘えている部分もあると思います。

下の子もやっと1歳になったばかりなので、焦らず長い目で見たいところですが、気持ちはいつでも焦っています。。

また変化があったらこちらに書きたいと思います。

  • 外勤でも内勤でも急な休みに現場スタッフは対応しなければならない
  • 仕組みを変えないと子育てしていないスタッフに皺寄せがいく
  • キャリア形成を無視した働き方をさせるのはハラスメントの可能性がある