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2児の母、中間管理職さゆです。働き方改革・子育て・家事...私の話を聞いてもらえますか!?

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話し合いの場で発言をしない人へ「いいアイデアがあるなら私たちにも教えて欲しいな」

こんにちは、また風邪をひいたっぽいさゆです。

なんだか元気な日が珍しいです。仕事もデスクワーク中心だから運動不足などもあるのではと思っています。

今日は、ミーティングなどの話し合いの場で意見を言わない人に対してどうアプローチするかの話です。

話し合いの場で意見を言わない人に対してどう働きかけるか

皆様の職場ではどのような「話し合い」の場がありますか?

会議、ミーティング、打ち合わせなどがあると思います。中には「発表会」「上からの指示を聞くだけの会」のような話し合いもあって、意見を出し合って議論するという状態がないものもあるのが現実かなと思います。

私は販売促進をするような部門に所属してきたので、ミーティングと呼ばれる場では数字の話もありますが働き方をどのようにするか、起こった問題についてどう解決するかということを話し合ってきたことが多いです。
自分がファシリになれば黙っている人に対しても名指しで「意見ありますか?」と振りますが、中には、意見言わないなら同意しているとみなしてどんどん進めるファシリも居ますよね。そうすると「一言も喋ってない人」が何人か生まれてしまうこともあります。

意見を言わずに聞くことに徹している人がいる

「発表会」「上からのツッコミをただただ受け入れる会」なら仕方ないと思うのですが、「参加者が発言して何かを決める話し合い」の場で、黙ってみんなの意見を聞いてメモしているだけの人っていませんか。

で、ミーティングで何も喋らなかったのに後になって

「あの人の言ってたこと違いますよね」とか

「本当はこうすればいいのに、みんな気付かないのかな」とか

コソッと言ってくる方もいます。

ええ〜それミーティングの最中に言おうよ!と思うのですが...。

なぜ話し合いの場で意見を言わないのか?

そのような方達がなぜ意見を言わないのだろうか?

「意見を言わないのはおかしい」と私の思う正論を振りかざせば楽ですが、世の中はいろんな人がいて成り立っている。まずは理解することが大切です。

自分が若い頃に「意見を言わずに聞いているだけの時」になっていた際の気持ちなどを振り返ってみました。

  • 単純に、話し合っている内容についていけてないので他人の発言を理解するのに全力を使っている
  • その時は聞いているだけだったけど、ミーティングの後に色々思いついてしまう
  • そもそも関心がないから他の人たちに決めてもらったことに素直に従いたい
  • 意見はあるけど言っても無駄だと思っている

●単純に、話し合っている内容についていけてないので他人の発言を理解するのに全力を使っている

これは新しくその組織に所属した方に起こりがちだと思いますが、ある程度仕方ないかなと思います。

私が初めて一般企業に転職した際、初出社日がいきなり営業会議だったんですよね。で、数字の話をあれこれみんなでしていて、「???」と思いながら専門用語を一生懸命メモしてました。そうしていたら何やらみんながう〜んと悩み出してシーンとなり、突然社長から「岩戸さんどう思う?」と振られてしまいました。

私は「え!?えっと!ごめんなさい。。。」

と言うしかなかったです。

会社の営業会議など初めてで、むしろ「一般企業」の当たり前が全て初めてで頭がぐるぐるしていたので仕方なかった...それにしたって今思うと学生のような反応やんけと思います、、恥ずかしい。
でもそのように話を振ってもらって、私も会議に参加しているのでもう恥ずかしい思いをしたくないぞと所属意識が高まりました。当時の社長の突然の振りに今は感謝ですかね!?!?今だから笑える。

このように新しいメンバーに対しては、なんでもいいからとにかく喋る機会をファシリテーターが与えることは重要だと思います。

●その時は聞いているだけだったけど、ミーティングの後に思いついてしまう
●そもそも関心がないから他の人たちに決めてもらったことに素直に従いたい

意見を言わないタイプの人に話を聞いてみると、この2つの理由が最も多いように感じます。

意見を言う人の場合は、他人の意見を聞きながら「自分ならこうする」「前からこう思ってた」「こんなことがあったな」など考えていると思います。

ところが、聞くことに徹している状態というのは頭の中が「あの人こんなこと言うんだ」とか「おおーそんな考えもあるのか!」「へえー」という反応や感想でいっぱいなのではと思います。

また、日常的に問題意識が薄い方でもこのようになるのではないでしょうか。日頃の業務に特に問題を感じておらず、淡々と過ごしているから、意見を言っている人に対してへぇ〜っとなるし、自分もそんな視点持ってみようかな!!などと思い描いているかもしれません...。
で、話し合いが終わってから「こうすればいいかもな!?」などと思いついて、親しい人とのランチの場で「あれについて実は私こう思うんだよね」となる場合がある、と。

●意見はあるけど言っても無駄だと思っている

このタイプが一番私にとっては厄介に感じます。

言ってみないとその意見が受け入れられるかどうかなんてわからないし、その意見によってもしかしたら超絶クリティカルベストアンサーが生まれるかもしれないじゃないですか!勿体無い。

なのに黙っているなんて、どうして!?

自分がその集団に所属して、その集団を構成する一人だからミーティングに参加しているのであって、他人事のように構えるのはフェアじゃないと思います。

意見を言う人は、その意見を否定されることや、自分の無知を晒すリスクなどを全て背負って意見していると思います(そうできる信頼関係が必要とは思います)。

みんなには意見を言わずに自分は正解を知っている!と思っていた時期があった

...と、ここまで「意見はあるけど言っても無駄だと思っている」タイプに対して拒否反応が出るのは、他ならぬ私が過去このタイプだったからです。

一般企業に入る前に働いていた組織には新卒で入ったのですが、上下関係が厳しい中でも意見の言いやすいフラットさのある、不思議な雰囲気でした。
そこでしばらく働いてみると色々課題が見えてきて、私は上から目線で「もっとこうすればいいのに」など思うことがたくさんありました。しかしどうせ言ってもわからんやろと黙って先輩の言うことを全肯定してニコニコ働いていました。

ある日、仲の良い先輩とご飯を食べたとき。
先輩になら話してみよう!と、それらの思いを伝えてみたのです。

私としては

「さゆさんはよく考えてるね!」
「なるほど〜」

と感心してもらえるのではないかとちょっと期待して話してみたのです。

「これからはみんなに意見を伝えよう!」と、姿勢を変えるきっかけになった言葉

しかし、先輩が私に言ったのはそんな言葉ではありませんでした。

「さゆさん、そんなにいいアイデアがあってたくさん考えてくれているなら、私たちも知りたいからみんなに教えてくれないかな?」

と言われたのです。

ギクっとしました。

私は意見を言わずに自分の内側で自分の正論をかざして、みんなを見下しているだけだったのかも...と瞬時に思ったからです。

私も自分が所属する集団の働き方に対してアイデアが生まれるようになった。ならば、色々教えてくれた先輩や上司がより働きやすくなるためにも、自分も批判されたり恥ずかしい思いをしたりするリスクを背負って自分の意見を言って、それをより現実的なものにするために努めるべきなんだと自覚した瞬間でした。

これって、意見を言わない人に対して刺さる言葉ではないかなと思います。
「何も意見を言わないのは良くないからしゃべれ」「意見があるならミーティングの時に言えよ」などと言うよりも

「そんなにいいアイデアがあってたくさん考えてくれているなら、私たちも知りたいからみんなに教えてくれないかな?」

とってもいい言葉です。

話し合いの場で意見を言うのも訓練が必要

私が思うのは、話し合いの場で発言することも一つの訓練だと思います。

もしかしたら現代の学校教育ではそのような場があるのかもしれませんが、私くらいの世代ではあまり自己主張をしないでも学生時代を過ごせた人たちが多いと思います。
それを考えると、話し合いの場でタイミングを見て意見を言う。という行動が大人だけどできないという人も確実に一定数いらっしゃると思いますし、仕方のないことかなとも思います。

ですが、だからって喋らないことを貫き通していたらずっとそのままです。

f意見を言っても反応がなかった、あるいは否定されたり笑われたりした。自分の意見のせいで横道にそれた。時間が長くなった。もっとこういう言い方があった。
そのように「やっちまったな」と思ったとしても、じゃあ次はこうするべ。と取り組んでいくことを繰り返すことで、絶対に今よりは発言が上手になると思います。

そう意識して普段の業務なりに当たることで、「あ、次のミーティングでこれ言おう」という自分のひらめきの存在に敏感にもなると思います。

で、もしも自分にミーティングの場では何も言わないけれど、飲みやランチの席だけ雄弁に語るような後輩がいたら、例の言葉

「そんなにいいアイデアがあってたくさん考えてくれているなら、私たちも知りたいからみんなに教えてくれないかな?」

をかけることで、多分今よりは変わってくれるのではないかなと思います。

 

まとめ

  • 話し合いの場での発言も訓練が必要、最初はうまくできなくて当たり前
  • 誰しも発言に慣れずに恥ずかしい思いをした時期があったはず
  • みんなの前で発言しない後輩には「私たちも知りたいからみんなに教えてくれないかな?」と声かけしてみる